・ネイティブ「原住民」
・ファーストネーションズ「先住民」
・インディアン「北米大陸に住む先住民の総称」

国や、とらえ方によっても呼び方が違うようですが、15世紀末にコロンブスがインドと間違えてアメリカ大陸を発見して以来、先住民をインディアンと呼んできた話はあまりにも有名ですね。現在では、一般的に差別用語とされていますが、あえてこの呼び名に誇りを持ち、自身をインディアンと呼ぶ人も少なくありません。

カナダでは通常、ファーストネーションズと呼ばれています。

太平洋沿岸の豊かな自然
我々、日本人が考えるインディアンと言うと、アメリカの平原地帯に住む先住民を思い浮かべるでしょう。しかし、インディアンと呼ばれる人々は北米大陸全土にいます。

植民地時代からの同化政策によって、かなり少なくはなっていますが、現在でも文明の波と戦いながらも、それぞれの土地にあった生活様式を守りながら生活している人々もいます。

中でも北西沿岸に住む先住民。つまり、アメリカのアラスカ州から、カナダのブリティッシュコロンビア州、そしてアメリカ本土北部の太平洋岸に住む人々は、黒潮がもたらす豊潤な海と温暖な気候に育まれた森と山々に囲まれ、ロッキー山脈によって隔てられた平原地帯の先住民とは違う、独自の生活様式や文化・芸術を築いてきました。
彼らの文化が最も色濃く残されているのは、世界で第2位の国土面積を持つカナダ。中でもブリティッシュコロンビア州に集中しています。

ちなみに、カナダに住む先住民族はファーストネイションズをはじめ、北極圏に暮らすイヌイットや、エドモントン周辺に暮らすメティスをあわせて約79万人。カナダの全人口の3%がそれに当たります。
※人口統計の取り方が年代によって違う為、必ずしも正確とは言えません。
実は日本でも有名なトーテムポールは、この地域に見られる最も特徴的な文化のひとつなのです。

このトーテムポール文化の発展よって彼らの彫刻技術が芸術にまで引き上げられたことは言うまでもありません。これらの芸術的作品はバンクーバー国際空港に降立った時から目にすることができます。いたるところにそびえる巨大なトーテムポールやタペストリーなどを見ると、ネイティブアートがカナダの伝統的な芸術として認められていることがわかります。

ブリティッシュコロンビア州のいたるところでトーテムポールに出会えますが、バンクーバーではダウンタウンの先端に位置するスタンレーパークやUBC人類学博物館のトーテムポールが有名です。

UBCのトーテムポール
同じブリティッシュコロンビア州の中にも多くの部族があります。現在では多くのファーストネイションズが政府から定められた保留地(リザベーション)や、一般の市民と同様に都市部で生活しているので、必ずしも正しいものとは言えませんが、主だった部族の分布をMAPにしましたので参考にして下さい。

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